運動で多発性硬化症患者の抑うつが改善
22件・785例のシステマチックレビューとメタ解析
中枢神経系の慢性炎症性脱髄疾患である多発性硬化症(MS)では、視力障害、複視、四肢の麻痺、感覚障害など多様な症状が現れる。さらに、体温の上昇に伴う神経症状の悪化、易疲労感、排尿・排便障害などの影響でQOLが低下し、不安、抑うつ症状といった精神障害を併発する患者は少なくない。オーストラリア・University of AdelaideのKristiina Ahola氏らは、MS患者の抑うつ症状に対するインストラクター付きの運動トレーニング(以下、運動)の有効性について検討した研究22件・785例のシステマチックレビューとメタ解析を実施。研究の質にはばらつきが見られたものの、運動の種類にかかわらず抑うつスコアの有意な低下が認められ、改善幅はベースライン時に歩行障害のなかった例でより大きかったとの結果をClin Rehabil(2024年7月25日オンライン版)に報告した。(関連記事「多発性硬化症診療のパラダイムシフト」)
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