国立がん研究センター中央病院消化器内科の大場彬博氏らは、HER2陽性の切除不能・進行再発胆管がんに対する二次以降の治療薬としてトラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)の有効性と安全性を検討するシングルアームの多施設第Ⅱ相試験を実施。「HER2陽性の胆管がんに対してT-DXdは有望な活性を示し、HER2発現の低い(HER2-low)患者においても有効性を示唆する結果が得られた」とJ Clin Oncol(2024年8月5日オンライン版)に報告した(関連記事:「進行胃がんへのT-DXd、4カ月時の間質性肺疾患は約5%」)。