ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬の一般的な有害事象の1つに、痤瘡がある。痤瘡はQOL、治療アドヒアランスを低下させる可能性が問題となる。薬剤クラスや投与方法、投与量、期間、年齢などにより痤瘡の発生率は異なるが、皮膚疾患に対するJAK阻害薬使用による痤瘡の発生率は不明であった。中国・Beijing University of Chinese MedicineのBai-lin Chen氏らは、皮膚科領域における第Ⅱ相および第Ⅲ相プラセボ対照ランダム化比較試験(RCT)のシステマチックレビューとメタ解析を行い、JAK阻害薬による痤瘡リスクを解析。その結果をJ Dermatolog Treat(2024; 35 : 2397477)に報告した。