大腸がんの予後予測にDR分類が有用
「取扱い規約」から消えた評価項目の再検討
大腸がんの予後予測をめぐっては、浸潤部の間葉系組織(がん微小環境)ががんの増殖および進展に深く関わることから、浸潤先進部の線維性がん間質(desmoplastic reaction)に基づく分類(DR分類)が予後予測の新たな指標として注目されている。しかし、『大腸癌取扱い規約 第9版』では線維性がん間質分類の評価項目が削除されており、現在の日常診療ではがん間質に着目する機会は少ない。東北大学大学院消化器外科学の赤森洋太氏らは大腸がん患者229例を対象に臨床病理学的因子および予後とDR分類の関連を後ろ向きに解析。その結果、「DR分類が予後予測に有用であることが示唆された」と第102回大腸癌研究会(1月30~31日)で報告した。
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