オザニモド、抗うつ薬との併用は安全
事後解析でセロトニン関連有害事象リスクを検証
選択的スフィンゴシン1-リン酸(S1P)受容体調整薬オザニモドは、中等症~重症の潰瘍性大腸炎(UC)および、再発性多発性硬化症(MS)治療薬として各国で用いられている。同薬は、消化管と中枢神経系の炎症部位へのリンパ球移動を阻害して炎症を軽減する一方、弱いモノアミン酸化酵素(MAO)-B阻害作用を持つ活性代謝物に代謝される。そのため、セロトニン作動性抗うつ薬と併用するとセロトニンの蓄積を引き起こし、有害事象リスクを高める可能性が指摘されている。米・Cleveland ClinicのMiguel Regueiro氏らは、UCまたは再発性MSを対象としたオザニモドの臨床試験の事後解析を実施。同薬と選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)/セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)を併用した患者において、セロトニン関連有害事象リスクの上昇は認められなかったとの結果をInflamm Bowel Dis(2025; 31: 1010-1017)に報告した。(関連記事「潰瘍性大腸炎に新規経口薬ozanimodが有効」)
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