うつ病の家族歴は構成員のうつ病リスクを高めるが、一般的に発症時期は年長者(親)が年少者(子)に先行すると考えられている。ところが、カナダ・University of CalgaryのJackson M. A. Hewitt氏らは「同国の母児1,801組のデータを解析した結果、従来の仮説に反し、子のうつ病が経時的に母親のうつ病悪化に影響を及ぼす可能性が示唆された」とJAMA Pediatr(2025年8月25日オンライン版)に報告した。