自宅のカビ臭さと高齢者の認知障害が関連
地域住民対象の大規模横断研究で明らかに
近年、認知機能障害と自宅環境の関連をめぐっては、固形燃料の燃焼やホルムアルデヒドなどが曝露因子として報告されている。カビも室内環境を汚染するありふれた曝露因子であり、自宅のカビ汚染が児の認知機能の発達阻害に関連することが報告されている一方(Physiol Behav 2011; 104: 989-995)、認知症予防などの観点から認知機能の低下抑制が重視される高齢者を対象とした研究は少ない。中国・China Medical UniversityのXu Liu氏らは両者の関連を検討するため、全国規模の地域住民ベース縦断研究(CLHLS)の2018年時データを用いた横断研究を実施。その結果、「自宅環境についてカビ臭さを感じると回答した者で認知機能障害リスクが有意に高かった」とSci Rep(2025; 15: 31943)に報告した。(関連記事:「脳卒中後認知症の新たな危険因子を同定」「高齢者の甘味飲料摂取で認知症リスク上昇せず」)
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