X線検査の読影依頼忘れた病院職員、肺がん疑い含む「異常あり」判定を隠蔽「責められるのがいや」〔読売新聞〕

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 神奈川県の小田原市立病院は12日、病院管理局の20歳代の男性職員を同日付で減給10分の1(2か月)の懲戒処分にした。

 発表によると、職員は2024年夏に実施した病院職員610人分の健康診断で、胸部X線撮影検査について外部の放射線診断医への読影依頼を失念。25年3月に職員からの指摘があり、上司の指示で読影依頼をしたが、判定結果のうち肺がんの疑いを含む「異常あり」を示すD、E判定の存在を隠し、上司に報告しなかった。同12月に上司がD、E判定の人がいたことを見つけ、 隠蔽いんぺい が発覚した。

 病院の事情聴取に対し、職員は「検査から(結果が出るまで)時間がかかり、悪い結果が出たことを責められるのがいやだった」と話しているという。病院によると、計4人がD、E判定だったが、結果的に肺がんの人はおらず、別の病状が進行してしまっていた人もいなかった。

 川口竹男病院事業管理者は「多くの人の公務への信頼を損ねるもので、深くおわびする。チェック体制を強化し市民の信頼回復に努める」とコメントした。

(2026年2月13日 読売新聞)

ヨミドクター

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