福岡県内の糖尿病専門施設の糖尿病患者5,131例の解析から、日本での足潰瘍の年間発症率は0.3%(切断率0.05%)であり、海外の約10分の1であったことを、白十字病院(福岡市)副院長の岩瀬正典氏(九州大学大学院病態機能内科学・共同研究員)が第60回日本糖尿病学会(5月18~20日)で報告した。足潰瘍発症例の44%にある疾患が認められ、下肢切断となった80%が同疾患合併例であったという。