注意欠如・多動性障害(ADHD)に対する薬物療法は症状の軽減に有効だが、学業成績の向上に役立つかどうかはよく分かっていない。スウェーデン・Karolinska InstituteのYi Lu氏らは、スウェーデンの国民登録データを用いてADHD治療薬の服用の有無と大学進学適性試験の成績との関連を検討した結果、試験成績はADHD治療薬を服用した方が有意に向上することが示されたとJAMA Psychiatry(2017年6月28日オンライン版)で発表した。