糖尿病性多発神経障害の評価には振動覚検査が汎用されるが、その検査部位により検出感度が異なる。横浜市立大学名誉教授(総合診療医・神経内科医)の長谷川修氏は糖尿病患者の内踝と母趾で振動覚検査を実施し、その結果を比較。内踝での検査だけでは遠位部のみに発生している同障害を見逃す可能性があると、第28回日本末梢神経学会(8月25~26日)で報告した。