腸管壁に子宮内膜様の組織が増生する腸管子宮内膜症は、子宮内膜症のおよそ1~3割を占めるといわれるが、その特徴については十分に解明されていない。倉敷成人病センター(岡山県)放射線技術科主任の木下琢実氏は、同センターで実施した大腸CT検査の結果から、腸管子宮内膜症の症状や発症部位、画像・病理所見などを検討し、第25回日本CT検診学会(2月9~10日)で報告した。