転移性腎がんに対して、腎摘除術後にマルチキナーゼ阻害薬スニチニブを投与する群と腎摘除術を行わずにスニチニブ単独で治療を行う群の有効性を比較したオープンラベルの国際多施設共同第Ⅲ相ランダム化比較試験CARMENAの結果から、腎摘除術を行わなくても予後に影響を及ぼさないことが示された。フランス・Hôpital européen Georges-PompidouのArnaud Mejean氏が米国臨床腫瘍学会(ASCO 2018、6月1~5日、シカゴ)のプレナリーセッションで発表、N Engl J Med(2018年6月3日オンライン版)に同時掲載された。