タイ・Navamindradhiraj UniversityのKawinyarat Jitaroon氏らは、ウイルス感染後嗅覚障害の患者と嗅覚障害のない慢性副鼻腔炎の患者における嗅覚障害以外の脳神経障害の発生率を比較した結果、ウイルス感染後嗅覚障害の患者における発生率が約6倍高かったとJAMA Otolaryngol Head Neck Surg(2020; 146: 465-470)に発表した。ウイルス感染後嗅覚障害はよく見られる嗅覚障害の原因であり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)においても症例が報告されている。