人生の最終段階における医療・ケアについて、患者、家族、医療・ ケアチームで繰り返し話し合い、患者自身が医療・ケアに関する意思決定ができるよう支援するアドバンス・ケア・プランニング(ACP)。重要なのは、医療・ケアに対する患者の意向の変化を家族らが長期間把握し続けられるかどうかだが、これまで小児患者では検証されていなかった。米・University of MinnesotaのJennifer S. Needle氏らは、青少年のがん患者252例を対象にACPの長期的な有効性をランダム化比較試験(RCT)で検討。対照群に比べACP導入群では、患者と家族のACP一致率が有意に高く、1年間効果が持続していたとJAMA Netw Open(2022; 5: e2220696)に報告した。