福岡大学腎臓・膠原病内科准教授の安野哲彦氏は、自身が遭遇したミトコンドリアが関与する2種類の脂質代謝異常症関連疾患について研究に発展させている。うち1つは大腿の筋萎縮を呈し、ミトコンドリアに必要なカルジオリピンの低下と前駆物質の蓄積が認められることから、新規疾患の可能性が高いと考えられる。同氏は第5回中性脂肪学会(10月15日)で両疾患について解説した。