甲状腺クリーゼGLが同疾患の予後改善に寄与

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 甲状腺クリーゼは、甲状腺機能が過剰に亢進し臓器障害を起こした状態で、死に至ることもある。2005年に日本甲状腺学会甲状腺クリーゼ委員会が発足し、以降全国疫学調査の実施や『甲状腺クリーゼ診療ガイドライン2017』の策定などに取り組んできた。2018年には同ガイドラインの有効性評価を目的に、甲状腺クリーゼの多施設前向きレジストリ研究を開始した。和歌山県立医科大学内科学第一講座講師の古川安志氏は、第66回日本甲状腺学会(2023年12月7~9日)で、同レジストリ研究の結果を報告。「現行の診療ガイドラインが甲状腺クリーゼの予後改善に寄与した可能性が示唆された」と述べた。

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