米・University of PennsylvaniaのPeter J. Snyder氏らは、骨構造・骨質改善効果が報告されているテストステロン補充療法の骨折予防効果を明らかにするため、同療法の心血管への安全性を検討した第Ⅳ相多施設共同二重盲検プラセボ対照非劣性ランダム化比較試験TRAVERSEのサブスタディFracture Trialを実施し、結果をN Engl J Med(2024; 390: 203-211)に発表。「予想に反し、テストステロン補充療法は性腺機能低下症の中高年男性における臨床骨折発生率を低下させなかった」と報告した。