抗精神病薬誘発のアカシジア(AIA)は、投与例の14~35%で発生し、統合失調症患者の自殺増加やアドヒアランス低下と関連している。抗精神病薬の調節だけでAIA症状が軽減できないときは、補助薬を対症療法的に投与するが、それらの薬剤の効果を比較したシステマチックレビューとメタ解析はない。フランス・Aix-Marseille UniversitéのCyril Gerolymos氏らは、AIA治療薬の効果を比較するために、二重盲検ランダム化比較試験(RCT)のシステマチックレビューとネットワークメタ解析を実施。結果を、JAMA Netw Open(2024; 7: e241527)に報告した。