熱傷後瘢痕のレーザー治療、早期開始を!

FLSRの開始時期を問わず有効性が示される

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 熱傷管理の進歩により重症熱傷患者の死亡率は低下した一方で、肥厚性瘢痕をはじめとする後遺症の増加が課題となっている。肥厚性瘢痕の治療としてフラクショナル二酸化炭素レーザー(FLSR)の有効性が示され、瘢痕成熟後の施行が推奨されているものの、開始時期をめぐっては議論がある。米・MedStar Health Research Institute/Georgetown University School of MedicineのVictoria Slavinsky氏らは、FLSRを受傷後6カ月未満で開始する早期介入と6カ月以降に開始する遅延介入の肥厚性瘢痕に対する有効性を比較検討。その結果、FLSRの有効性は開始時期を問わず示された。症状緩和までの期間短縮が期待できることから、早期の開始を考慮すべき」とLasers Surg Med2024年7月7日オンライン版)に報告した。(関連記事「発生メカニズムに合わせた痤瘡瘢痕治療を」「熱傷では適切な初期治療が重要」)

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