心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療として薬物療法や心理療法が行われるが、離脱率の高さが課題となっている。反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法は、大うつ病性障害と強迫性障害への有効性が示されており、PTSDに対する新たな治療選択肢として注目されている。米・Palo Alto UniversityのRandi Brown氏らは、成人のPTSDに対するrTMS療法とシャム刺激の有効性と安全性を評価したランダム化比較試験(RCT)13件を対象にレビューした結果を、Cochrane Database Syst Rev(2024; 8: CD015040)に報告した。(関連記事「経頭蓋磁気刺激でアルツハイマー病が改善」)