閉経後の女性では更年期症状、特にホットフラッシュや寝汗などの血管運動神経症状(Vasomotor Symptoms;VMS)に悩まされる者が少なくない。米・University of Virginia HealthのJoAnn V. Pinkerton氏らは、中等度~重度のVMSに対する選択的ニューロキニン(NK)1/3受容体拮抗薬elinzanetantの有効性と安全性について、第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験(RCT)OASIS1、2を行い検証。その結果、プラセボ群と比べelinzanetant群でVMSの頻度が有意に減少し、重症度も有意に改善したとJAMA(2024年8月22日オンライン版)に報告した。(関連記事「更年期障害の女性、多くが受診せず」)