二重特異性抗体teclistamab、多発性骨髄腫に効果示す

ヤンセンファーマ

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 ヤンセンファーマは10月11日、多発性骨髄腫患者に対する抗BCMA/CD3二重特異性抗体teclistamabの有効性と安全性を評価する第I/Ⅱ相MMY1002試験の結果、teclistamabが同試験の主要評価項目を達成したことを発表した。(関連記事「ヤンセン、多発性骨髄腫への抗BCMA/CD3二重特異性抗体teclistamabを承認申請」)

 同試験の第I相パートでは、日本人患者における同薬の安全性および忍容性を評価。第Ⅱ相パートでは同薬の有効性について、主要評価項目を全奏効率(ORR)として評価した。解析の結果、安全性に関する新たなシグナルは認められなかった。また追跡期間中央値14.3か月におけるORRは76.9%、最良部分奏効(VGPR)以上が76.9%、完全奏効(CR)以上が65.4%、厳格な完全奏効(sCR)が61.5%と良好だった。

 同社はteclistamabについて、多発性骨髄腫に対する治療薬として、今年(2024年)5月に日本国内での製造販売承認申請を行っている。

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