生活習慣から肥満症を発症して高血圧を含むメタボリックシンドローム(MetS)となり、心血管イベントに至るメタボリックドミノという概念が提唱されて久しい。すぎはら眼科内科(岡山県)院長の杉原雄策氏は、メタボリックドミノにおけるMetSの上流に位置する生活習慣や肥満症の改善は実地医家にとって重要であるとの考えから、2023年4月にシェイプアップ外来を開設した。同外来における食事療法、運動療法、薬物療法などの手順および患者97例の減量効果について第46回日本高血圧学会(10月12~14日)で発表した。