新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する経口抗ウイルス薬エンシトレルビル(商品名ゾコーバ錠)およびモルヌピラビル(商品名ラゲブリオカプセル)は、催奇形性リスクを有することから、妊婦への投与は禁忌となっている。しかし、これらの治療薬投与後に妊娠が判明した症例の報告が相次いでいることから、医薬品医療機器総合機構(PMDA)は本日(12月17日)付で「医薬品適正使用のお願いNo.16」を発出。COVID-19治療薬を投与する前に妊娠の有無および可能性を確認すること、妊娠する可能性がある女性では投与を慎重に検討することなどの注意を喚起した。(関連記事「ゾコーバ投与後2例で妊娠判明、入念な確認を」)