デンマーク・Odense University Hospital/University of Southern DenmarkのJakob Grauslund氏らは、同国の患者登録データを用いた前向き縦断的コホート研究で2型糖尿病患者42万例超を5年間追跡した結果、GLP-1受容体作動薬セマグルチド(商品名オゼンピック)週1回投与群では非投与群と比べて、現状治療法がなく、重度の不可逆性視力障害に至りやすい非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)の発症リスクが2倍超に上ることが確認されたとInt J Retin Vitr(2024; 10: 97)に発表した(関連記事「『肥満(症)を薬で治療する時代』の医師の心得」)。