急性ハムストリング損傷(肉離れ)は再発率が高いスポーツ障害の1つとして知られており、予防戦略の開発に関し多くの先行研究がある。しかし、予防プログラムの長期遵守率が低いなどの理由から、発生率の高止まりが課題となっている。広島大学大学院総合健康科学(現・鹿児島大学大学院整形外科学特任助教)の堤省吾氏らは、ハムストリングのコンディションの定期的なモニタリングおよび客観的な評価の重要性に着目。ハムストリングに特化した選手立脚型指標である「日本語版Hamstring Outcome Score(HaOS)」を開発したと、Sci Rep(2024; 14: 24001)に発表した。(関連記事「新型コロナに伴う行動制限が傷害リスクに?」)