先天梅毒急増、今こそ迅速検査の普及を!

米・Point-of-Care検査の重要性を強調

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 梅毒は予防や治療が可能にもかかわらず、いまだ日米をはじめ先進国でも流行が見られる。特に、母親から胎児への垂直感染(先天梅毒)が増加しており、胎児発育不全、肝脾腫、心奇形、難聴、失明など疾病負担の大きさが問題となっている。しかし無症候性例では診断が困難であることから、米・Emory UniversityのKristin M. Wall氏らは梅毒の迅速検査(Poin-of-Care Testing:POC検査)の重要性についてJAMA2025年1月16日オンライン版)に報告。「十分な治療を受けていない妊婦集団とその新生児における治療の遅れ、罹患率、死亡率を低減させるために、今こそ梅毒に対するPOC検査を普及させるべきだ」と訴えている。(関連記事「わが国の梅毒の行方」)

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