化膿性肉芽腫(PG)は、日常診療でしばしば遭遇する良性の血管腫瘍である。PGの病因や性差をめぐっては議論があり、特に皮膚のPGに関する疫学研究は不足している。米・University of California, San DiegoのUmber Dube氏らは、皮膚PGの年齢、性、部位に特異的なパターンを明らかにする目的で後ろ向き症例集積研究を実施。頭頸部および体幹のPG発生率には年齢と性の交互作用が認められ、20歳未満の男性と20~50歳の女性に多かったとの結果を、JAMA Dermatol(2025年1月22日オンライン版)に報告した。