コーヒーの習慣的な摂取は、健康人では認知機能面での便益が示されているが、認知機能障害リスクの高い患者における効果については議論がある。心房細動は認知機能障害の発症における独立した危険因子であり、スイス・Cantonal Hospital of BadenのMassimo Barbagallo氏らは、高齢の心房細動患者約2,400例を対象にコーヒー摂取が認知機能面に与える影響を検討。コーヒー摂取は認知機能の向上および炎症マーカーの低下と関連していることが示唆されたとJ Am Heart Assoc(2025; 14: e034365)に報告した(関連記事「コーヒーでパーキンソン病リスク低下」)。