国立精神・神経医療研究センターの伊藤正哉氏らは、日本人の心的外傷後ストレス障害(PTSD)患者に対する認知処理療法(CPT)の有効性と安全性を検討する単施設の評価者盲検並行群間ランダム化試験(RCT)を実施。「通常治療(TAU)にCPTを上乗せ/併用した群(CPT-TAU群)では、CPTの開始を待つ間TAUのみで治療をした群(waiting list with TAU;WL-TAU群)に比べ、PTSD症状の改善が大きかった」とJAMA Netw Open(2025; 8: e2458059)に報告した。(関連記事「PTSDに認知処理療法が有用」)