女性医師の自殺リスク、一般女性の1.5倍超

米コホート研究:男性医師は一般男性の0.84倍

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 米国では、この10年間に医師のうつ病有病率が上昇しており、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大に伴いバーンアウト(燃え尽き症候群)も増えている。長時間労働、患者の生死を委ねられる責任、医療制度の変更など職業特異的なストレスにさらされている医師は、精神疾患や自殺企図のリスクが高い可能性がある。米・University of California, San DiegoのHirsh Makhija氏らは、2017~21年の5年間における全国的な医師の性特異的自殺発生率を推定し、傾向や特徴について一般人口と比較する後ろ向きコホート研究を実施。その結果、一般女性に対する女性医師の自殺の発生率比(IRR)は1.53と有意に高かった一方、一般男性に対する男性医師の自殺のIRRは0.84と有意に低かったと、JAMA Psychiatry2025年2月26日オンライン版)に報告した。(関連記事「過去5年で米国医師の燃え尽き症候群が増加」)

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