2023年4月に日本初のいわゆる経口妊娠中絶薬として承認されたミフェプリストン/ミソプロストール(商品名メフィーゴパック)の施設要件の緩和が薬事審議会で検討されていたが、昨年(2024年)9月に異例の差し戻しとなった。日本産婦人科医会が体制整備などに懸念があるとしたためだ。4月9日に東京都で開かれた同医会記者懇談会において、会長の石渡勇氏が経緯を説明。課題となっている同薬の体制整備は1~2年との目安を示した。