アテゾ+ベバ+TACEで進行肝細胞がんのOS改善

中国・後ろ向き単施設研究

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 進行肝細胞がん(HCC)の一次治療として、抗PD-L1抗体アテゾリズマブと抗VEGF抗体ベバシズマブの併用(T+A)療法は世界的に普及している。一方、局所療法として広く行われている肝動脈化学塞栓療法(TACE)への上乗せにより、さらなる効果が得られるかは十分に検討されていない。中国・Huazhong University of Science and Technology/Union HospitalのJing Li氏らは、進行HCC患者を対象にT+A+TACE併用療法とT+A療法を比較する後ろ向き単施設研究を実施。T+A+TACE併用療法群で全生存(OS)や病勢制御率(DCR)が有意に改善したとの結果をJ Hepatocell Carcinoma2025; 12: 973-984)に報告した(関連記事「アテゾリズマブ+ベバシズマブ+TACE、切除不能肝細胞がんで良好な成績」)。

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