血液透析患者は降圧薬の使用頻度が高く、降圧薬による透析中低血圧(IDH)リスクを評価することは極めて重要である。しかし、これまで十分な研究がなされておらず、診療ガイドラインなどに明確な推奨を示すことができずにいた。台湾・National Cheng Kung UniversityのTzu-Ying Chen氏らは、各種降圧薬のIDHリスクを比較検討する後ろ向きコホート研究を実施。結果をClin Kidney J (2025年5月23日オンライン版)に報告した(関連記事「積極降圧の有用性、分水嶺は『治療前eGFR 75』?」)。