グセルクマブ、乾癬性関節炎の構造的損傷を抑制

第Ⅲb相APEX試験

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 ヒト型抗ヒトIL-23p19モノクローナル抗体グセルクマブは、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、乾癬性関節炎(PsA)、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、掌蹠膿疱症、潰瘍性大腸炎などの適応症を有する。PsAに関しては、活動性患者を対象に、臨床転帰と関節の構造的損傷に対する有効性および安全性を検討する第Ⅲb相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験APEXが進行中だ。米・University of WashingtonのPhilip J. Mease氏は、同試験の24週時点においてグセルクマブ投与により活動性PsA患者における関節の構造的損傷の進行が有意に抑制されたとの結果を、欧州リウマチ学会(EULAR 2025、6月11日~14日)で報告した。PsAで関節の構造的損傷の有意な進行抑制が示されたのは初めて。(関連記事「グセルクマブ、乾癬で高い有用性示す」「乾癬治療に新たな生物学的製剤が登場」)

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