閉経前後の女性に多い微小血管狭心症は、通常の狭心症と異なり、微小血管が原因で胸痛発作が生じる。速効性硝酸薬では胸痛発作が改善しない。順天堂大学漢方先端臨床医学/循環器内科/病院管理学准教授の栗原由美子氏は、微小血管狭心症の胸痛発作に対する半夏厚朴湯頓服の有効性を検討した結果を第75回日本東洋医学会(6月6~8日)で発表。同薬の有効率は高く、頓服により胸痛は速やかに改善したと報告した。