老いを肯定的に捉える高齢者は、転倒後の身体的転帰が良好であることが示された。英・Coventry UniversityのMathew W. Hill氏らは、同国の縦断研究English Longitudinal Study of Aging(ELSA)に参加した高齢者694例のデータを解析した結果、転倒前の加齢に関する自己認識が肯定的だった者では、転倒後の歩行速度低下、日常生活動作(ADL)依存状態、身体活動不足のリスクが有意に低かったとJ Am Geriatr Soc(2025年5月21日オンライン版)に発表した。(関連記事「気分障害患者では骨折による入院が長期化」)