飲食および飲水の制限なく1日1回の経口投与が可能な初のGLP-1受容体作動薬orforglipron。効果発現が期待される。米・Velocity Clinical Research Center at Medical City DallasのJulio Rosenstock氏らは、日本人101例を含む2型糖尿病患者を対象に同薬の有効性および安全性を検証する第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験ACHIEVE-1を実施。プラセボ群と比べorforglipron投与群では重症低血糖の発現なしに有意なHbA1cの低下が認められ、用量依存的な体重減少を示したと米国糖尿病学会(ADA 2025、6月20~23日)で発表した。なお、結果の詳細はN Engl J Med(2025年6月21日オンライン版)に同時掲載された。(関連記事「開発中の経口肥満薬で良好な体重減」)