CT検査などの被曝低減進む 3割減の撮影部位も...5年ぶり線量目安改定〔読売新聞〕
医学検査での被曝(ひばく)をどの程度に抑えるべきかの目安「診断参考レベル」を、関係学会・団体でつくる「医療被ばく研究情報ネットワーク」(J―RIME、代表=細野眞・近畿大教授)が5年ぶりに改定し、7日公表した。医療被曝対策の進展を反映して、コンピューター断層撮影法(CT)を始めとする様々な検査について数値が引き下げられた。
医学検査では、診断目的や患者の体格など様々な要因で照射線量が変わるため、画一的な上限値でなく、目安としての診断参考レベルを国や地域ごとに定める。日本では2015年に初めて設定され、今回は20年に続き2度目の改定となる。この5年間で様々な検査の線量低減がさらに進んだことが、J―RIMEの全国調査で分かり、新たな数値に反映された。
20年に改正された医療法の施行規則で医療被曝の管理を制度として義務化したことや、低い線量でも良好な画質を得られる技術が発達・普及したことが、効果をもたらしたとみられる。

線量の低減が目立つのは成人のCTで、エックス線の強さを反映する指標は照射部位によって13~24%、撮影範囲の広さまで反映した総量としての線量(DLP)は7~28%、それぞれ下がった。10年前より30%以上低くなった部位もある。
診断参考レベルは、J―RIMEのウェブサイト(https://j-rime.qst.go.jp/)に掲載されている。
(2025年7月7日 読売新聞)
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