欧州リウマチ学会(EULAR)は、2022年に発表した関節リウマチ(RA)の管理に関するリコメンデーションを改訂。オーストリア・Medical University of ViennaのJosef S. Smolen氏が同学会の2025年学術集会(EULAR 2025、6月11~14日)で改訂内容を発表した。前回11項目あったリコメンデーションは9項目に縮小された。治療アルゴリズムについてはPhase Ⅱが変更され、メトトレキサート(MTX)などのcsDMARD(従来型抗リウマチ薬)で改善しなければ、予後不良因子の有無を問わず生物学的製剤(bDMARD)やJAK阻害薬(tsDMARD)による治療開始が可能になった。