乾癬性関節炎(PsA)は、乾癬に合併し関節や腱と骨の付着部に炎症を来す疾患で、日本人では乾癬患者の10~15%に発症するといわれており、骨変形を生じるケースもある。福岡大学皮膚科学教室教授の今福信一氏は、皮膚科医の立場から、乾癬の免疫学的病態や乾癬とPsAの患者集団の違い、PsA治療の現状などについて、第124回日本皮膚科学会(5月29日〜6月1日)で解説した。骨変形に関してはリウマチ科の医師と詳細な検討をすべきだという。