【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は21日、「タイレノール」をはじめとする解熱鎮痛剤の有効成分であるアセトアミノフェンと自閉症の関連についてトランプ政権が注意を喚起する予定だと報じた。自閉症対策を最優先課題の一つに掲げるトランプ大統領は同日、「最も重要な記者会見の一つを行う」と述べ、22日に発表すると表明した。 同紙によれば、妊娠初期の女性に対し、発熱がある場合を除きタイレノールの服用を控えるよう警告する。発表ではまた、自閉症の治療に役立つ可能性があるとして、ロイコボリンを取り上げる。ロイコボリンは葉酸代謝異常の治療などに使われる。自閉症は主に遺伝的要因によるもので、治療困難というのが一般的見解であるため、議論を呼びそうだ。 (2025年9月22日 時事メディカル)