マグネシウム補充で血圧が低下

降圧薬治療例、低Mg血症例で低下幅が大きい

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 高血圧は、心血管疾患および死亡の修正可能な危険因子であり、2019年における世界の全死亡の19.2%に寄与している。血圧低下と高血圧予防のための食事介入において、ナトリウム(Na)摂取量の減少、カリウム(K)摂取量の増加の重要性は一貫して示されているが、マグネシウム(Mg)摂取による降圧のエビデンスは乏しい。オーストラリア・University of New South WalesのZoe Argeros氏らはランダム化比較試験(RCT)38件・2,709例を対象に、サプリメントによるMg補充と血圧の関係を検証するシステマチックレビューおよびメタ解析を実施。プラセボ群と比べ、Mg群では収縮期血圧(SBP)と拡張期血圧(DBP)の有意な低下が認められ、低下幅は降圧薬治療中および低Mg血症の患者で大きかったHypertension2025年9月26日オンライン版)に報告した。(関連記事「マグネシウムが降圧に有効な可能性」)

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