アコラミジス、ATTR-CMの心血管イベントを長期抑制

全死亡と心血管関連入院を30カ月にわたり低減

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 トランスサイレチン型心アミロイドーシス(ATTR-CM)は進行性の疾患で、心血管イベント再発による大きな負担を伴う。ATTR-CMに対するトランスサイレチン四量体安定化薬アコラミジスの有効性と安全性を検討した第Ⅲ相プラセボ対照ランダム化比較試験ATTRibute-CMでは、全死亡と初回心血管関連入院(CVH)の複合イベントの有意な減少が示され、投与3カ月から効果発現が認められた。米・Oregon Health and Science UniversityのAhmad Masri氏らは、同試験およびその非盲検延長試験のデータを用いて、累積心血管イベントに対する同薬の有効性を検討する探索的事後解析を実施。アコラミジスは複合心血管イベントの累積負担を30カ月にわたり有意に低減し、投与1カ月後の早期から効果発現が認められたことをJ Am Coll Cardiol2025年9月28日オンライン版)に報告した。(関連記事「アコラミジス、アミロイド形成抑制に期待」)

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