世界的な携帯電話の普及を受け、デジタルデバイスを用いた禁煙治療へのアクセスが急速に拡大している。禁煙アプリ利用者は2022年の500万人から、2026年には3,300万人へと6.6倍に増えると推定されている。英・University of East AngliaのFelix Naughton氏と英・London School of Hygiene and Tropical MedicineのAbhijit Nadkarni氏は、デジタル禁煙治療の概要と世界のたばこ削減に向けた取り組みにおいて果たすべき役割をまとめた論評を、N Engl J Med(2025; 393: 1449-1452)に発表した。(関連記事「初の禁煙治療用アプリが承認」「国内初、治療用アプリが保険収載へ」)