エボロクマブ、心血管疾患「初発」予防でも好結果

国際第Ⅲ相臨床試験VESALIUS-CV

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 世界において心血管疾患(CVD)は主要な死因であり、LDLコレステロール値の上昇はその重要かつ修正可能な危険因子である。PCSK9阻害薬は心筋梗塞(MI)/脳卒中既往例における二次(再発)予防効果が報告されているが、既往歴のない高リスク例における一次(初発)予防効果は明らかでない。米・Brigham and Women's HospitalのErin A. Bohula氏らは、MIや脳卒中の既往がない動脈硬化性疾患または糖尿病患者を対象にPCSK9阻害薬エボロクマブの有効性と安全性を検討する国際第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験VESALIUS-CVにおいて「エボロクマブは主要心血管イベント(MACE)のリスクを有意に低下させた」と米国心臓学会(AHA 2025、11月7~10日)で発表。詳細はN Engl J Med2025年11月8日オンライン版)に同時掲載された。

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