今年(2025年)5月に発売された選択的心筋ミオシン阻害薬マバカムテン(商品名カムザイオス)は閉塞性肥大型心筋症(HOCM)に対する適応を持つ初の疾患修飾的治療薬であり、新たな選択肢として注目を集めている。米・Emory UniversityのOzlem Bilen氏は米国心臓学会(AHA 2025、11月7~10日)で、同薬の有効性および安全性を患者レベルデータで検討する現在進行中のグローバルリアルワールド研究COLLIGO-HCMにおける新たなエビデンスを報告。「マバカムテン単独群は、基礎療法併用群と比べ同等の有効性と安全性を示した」と発表した。詳細はCirc Genom Precis Med(2025年11月10日オンライン版)に同時掲載された。(関連記事:「閉塞性肥大型心筋症治療薬マバカムテン、良好なリアルワールドアウトカムを発表」)