皮膚は身体全体の健康状態を反映する鏡として機能し、肌の状態は環境的・生理学的・遺伝的要因を含む多様な因子の影響を受ける。最近のシステマチックレビューで肌の老化に関連する危険因子が複数報告されているが、アジア人において肌の状態と生活習慣および心血管危険因子との関連を検討した臨床・疫学研究は少ない。九州大学大学院衛生・公衆衛生学分野教授の二宮利治氏らは、久山町研究の一環として中年の日本人における生活習慣および心血管危険因子と肌年齢との関連を検討。結果をSci Rep(2025年11月23日オンライン版)に報告した。(関連記事「『実年齢より上』の自覚は要介護の危険因子」)