昨年(2024年)1月、認知症の予防(発症や進行を遅らせるための施策)と共生(認知症の人が尊厳と希望を持って認知症と共に生きること)を両軸とする「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行され、同年12月には認知症施策推進基本計画が閣議決定された。東京大学病院老年病科講師の亀山祐美氏は第40回日本女性医学学会(11月1~2日)で、性差を意識した認知症予防診療と共生について解説した。